中学にすすむと


小学校高学年と中学1年生、その学年のお子さんのいる保護者の方へお話します。


小学校では23週間ごとにテストがあり、自分でそんなに見直しなどしないでテストをむかえてきた人が多いのではないでしょうか。


「それで何とかなってきたし…。」そうかもしれません。テスト範囲がせまくて2週間で習ったことならば理解できていて、テストではそれなりの点数を取ってきたのではないでしょうか。


ところが、小学校ではそこそこの成績をとれていたのに、中学にあがってしばらくするとそうではなくなるといったことがありがちです。うなずいて読んでいる中学生がいそうです。


その原因はどこにあるのでしょう。原因はひとつだけではありませんが、もっとも可能性の高いものをひとつ紹介しましょう。


 


「中学で成績がいまいち」のひとつの原因


中学校では、小学校にくらべてテストの範囲が56倍になります。小学生のみなさんには「えっ、それってどういうこと?」と?マークがあたまにうかんでいるかもしれませんね。


たとえば、4月から6月いっぱいの3か月分をまとめて試験をするということです。1学期ならば6月末から7月はじめににまとめてその学期に習ったことを試験します。


これを期末テストとか期末試験といい3日間ほどでまとめて試験します。学期の中間時期におこなう試験を中間試験といい2学期だけおこなうことが多いです。


鹿児島市内の学校でもそういった方法でテストがおこなわれています。いずれにしても試験範囲が広いことで油断につながります。


なぜ油断しやすいのか説明しましょう。小学校では授業が理解できたらとくべつに自分から余分なことはしなくてもすぐにテストになります。


しかし中学校では理解できているからといって、そのまま何もしないまま2週間ほどたつと半分、1か月たつときれいすっかりわすれてしまうのがふつうです。わすれること自体はけっして悪いことではありません。だれもがみな忘れてしまうものです。


 


学びのやり方とは


「それならどうしたらいいんだろう。」そうですね。小学生のみなさんは思うことでしょう。中学生の先輩たちはどうしているのでしょう。そしてそれはどうやって対策するものでしょうか。


じつは中学校の先生方は教科の内容は授業しても、勉強のやり方について「こうしなさい。」とか、「こうするといいです。」とはあまり言ってもらえません。そうです。本来は自分でみつけてやることなんです。自分で「復習しなきゃ」と思いながら自分に合う方法を見つけて、自分で取り組んでいくことです。


「でも、いままでの自分だと、それはむずかしいかもな…。」と思うかもしれません。中学に進学するとだれでも自分の勉強をみつめる経験をします。


おなじなやみをもつともだちと「どうしよう。」と顔を見合わせたままということも。そのまま放置してしまう中学生もいます。


つまり、なかなか自分自身でおこなうべきことがはじめられない、身につかないまま時間が過ぎていく…というときに、サポートしてくれる場がほしいです。手助けしてほしい。そんなときにスタディスペースが手助けできます。


すこしずつ「自分でやる」ということを身につけられるように、おたがいに相談しながら自分に合ったサポートを受けられます。