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最近の塾の役割とは [ご家庭]

学習教室をわたしが開いてから今年で16年になります。はじめた頃とくらべると、教え方が大きく変わっています。むかしは私が教えて生徒が聞き、質問を受けるというごくふつうにみられるやり方でした。


ところがここ数年前からはほとんど教えることをしていません。教えても1時間で2分間程度でしょうか。場合によってはまったく教えていません。そのかわりに子どもたちが自分からこなれたテキストを使いながら積極的に学ぶようにサポートしています。この学習の姿勢は塾、ご家庭、学校のいずれでも通用する方法です。


それでは新しいことはわからないのではと心配なさる保護者の方もおいでかもしれません。というのも保護者の方々(わたしもふくめて)の多くは、「先生が教えて、生徒が…」のやり方で教わってきたからです。おそらく保護者の方は、子ども時代に塾に行かれた方もいらっしゃることでしょう。したがってそこで受けてきたやり方でないと不安になるかもしれません。


しかし、いまの子どもたちはちがいます。探求学習、グループ学習など学校でもさまざまな方法を教育に取り入れています。自発的に学ぶ力をやしなうことが求められているからです。ところがその学校やご家庭で保護者の方々はお子さんの教育について不安や不十分さを感じている結果、お子さんとともに塾をおとずれるということになっているのかもしれません。


したがって熟では教育の抱える問題点をつねに意識しつつ、それを効果的におぎない、学力や意識の向上に向けようとします。塾にはそうした学校やご家庭を補完する目的や、お子さんの学習状況を俯瞰(ふかん)し、広い視野でもって合理的な学習が整うようにアドバイスし仕向ける、そうした仕事が中心になりつつあります。


なにも詰め込み教育やスパルタ教育が塾の仕事ではありません。いまどきそのような教育は論外とされています。塾用のテキストは洗練されており、合理的に「自分から」定着が図れるくふうがちりばめられています。


子どもたちが自分から興味を示して学んでいく、そうした態度をやしなう場として利用していただくとうれしいです。

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